(1:41) 仙台二日目。
朝はホテルの朝食ビュッフェ。
満足。
まずはイオンに行ってカスタネットを買った。
子供が昨日の夜ホームシックで泣いていたときに言及していたので。
市内周遊バス的なものがあったのでそれに乗ることにした。
瑞鳳殿とかいう有名そうなところでみんな降りていたが、上位者の判断で行かないことに。
その後、仙台城跡へ。
広大な無の中に伊達政宗像があるだけの地だった。
雪はふんだんにあったので、子供は雪合戦などの雪遊びで楽しそうだった。
植物の葉からつららが下りていて、葉の形の氷が取れたりもした。
無の地を去って、また観光バスに乗った。
子供が昼ご飯が食べたいと言い出した。
青葉山駅は大学しかなさそうだったので、国際センター駅という名前に希望を託してそこで降りることに。
下りてみると広大な無の地だった。
地図で飲食店を探してみると、美術館とやらの中にかろうじて1軒だけあるようだった。
何とか美術館にたどり着いて構内を見てみたが、休館とのことだった。
やれやれ。
観光バスにまた乗って、仙台駅へ。
一旦ホテルに戻ることにした。
ぼくと子供が先に戻って、Eが食べ物を買って帰ることに。
子供はホテルの部屋に着くと全然お腹が空いた様子も見せずにiPad miniで遊び始めた。
チョコクロがあったのだが、それを言っても食べようともしない。
昼食の時間だから昼食を食べないといけないという儀式的なもので、実際の空腹は感じていないのだろう。
やれやれ。
Eが食べ物を買って帰ってきた。
子供の様子に呆れていた。
ちょっと休んでから、改めて瑞鳳殿に行こうかと思って見てみると、4時が最終入館時間ということで、もう間に合わない。
それでせんだいメディアテークとかいう場所に行くことにした。
サイトを見ると、図書館は閉まっているがメディアテークは開いているとのこと。
地下鉄で行った。
駅からはちょっと歩いた。
メディアテークに着いてみると、完全に閉まっている。
改めてサイトを見ると、切り替わるバナーでタイミングによって「臨時休館」というのが出ていた。
ぼくが見たタイミングでは出ていなくて、元々のスケジュール? の「開館」だけ見えていた。
まあ、この地ではこういうこともあるのだろう。
昨日の様子から上位者はカプリチョーザに行きたがっているのがありありとわかったので、検索して出てきたカプリチョーザに行くことにした。
何やらイルミネーション的なものがある場所を通って着いてみると、カプリチョーザはなかった。
地図をよく見ると、「閉店」とある。
どういう了見で「カプリチョーザ」で検索した人間にカプリチョーザ跡地を提示するんだ?
まあ、好意的に考えると、かつて仙台城があったという無の地に人が集まるぐらいだから、かつてカプリチョーザがあったという無の地にも写真を撮ったり感慨にふけったりする観光客の需要があると考えているのかもしれない。
(そんなわけはない)
結局、仙台駅に戻って、昨日の昼のイタリアンの店のあたりの別のイタリアンの店に行った。
この店はピザがおいしく、上位者はご満悦だった。
ホテルに戻って大浴場へ。
部屋に帰ってから悲劇が起きた。
牛乳を入れるためにナイトテーブル? に置いた大きめのマグカップを子供がうっかり落としてしまい、それがEの足の上に落ちてしまった。
Eは断末魔のような絶叫を上げていた。
子供は「わざとじゃないよ」とか言っていたが、Eには相手をする余裕がなく、子供を邪険に振り払う。
それで子供が泣いてしまった。
Eも痛みのあまり涙と鼻水が出ている。
修羅場…。
とりあえずEが落ち着くまで子供に何とか我慢させるために10分のタイマーをセットした。
その間ずっと子供を慰めようとしたが、子供にとって母親に嫌われたかもしれないというのは死活問題なので、ずっと母親のことを気にして泣いていた。
10分後にもEはまだ痛そうだったが、少しは状況は落ち着いた。
もう少し時間が経って、Eにも子供に優しくする余裕が出てきて、やっと平常状態が戻ってきた。
やれやれ。
いろいろと災難が多い一日だった…。