(6:57) 未来日記では何事もなくホテルに着いたと書いたが、現実のほうでは、ベルリン南駅に着く直前になって南駅からのほうがホテルまで近いということが判明して焦って降りることになった。
バスに乗ってホテルへ。
ホテルはかなりボロい感じだった。
ドアは閉まっていて、ベルを押して開けてもらった。
エレベーターの自動ドアの外にさらに押すドアがある。
部屋は普通。
それなりに広い。
朝食はスタンダードな安ホテルの朝食という感じ。
パン、チーズ、ハム、ヨーグルト、ジュース、コーヒー、牛乳、シリアル、卵などがある。
悪くない。
一日券を買っていろいろ回ることにした。
近くのポツダムにも行くことを考えて、ABCゾーンのやつを買った。
最初はテロのトポロジーとかいうよくわからない名前の施設。
ナチスドイツの恐怖政治についての展示がある。
写真と文章だけなので、本で読んだほうがわかりやすい。
(せっかくの施設なんだから、もうちょっとプラスアルファ的なものがあってほしいところ)
外には例の壁があったので写真を撮った。
それから四角い物体が並んだ場所を通って大きな門のある広場、そして国会議事堂。
(観光ポイント稼ぎ)
駅に行って、12日夜の切符(夜行列車でミュンヘンに行く予定)を買うことにした。
整理券は50人待ちぐらいで永遠に時間がかかるようだった。
Eがトイレに行きたいと言うので行ってみると有料で、50億円(体感)(額面は1ユーロ)かかるということだった。
えげつない。
ヨーロッパ人は公衆トイレを無料にすることをいつ学ぶのだろうか。
(地域的な事情があるのかもしれない)
(治安が悪くなるとか)
やっと順番が回ってきて駅員と話すと、ベルリンからミュンヘンの列車は寝台列車ではないということだった。
(後で確認すると、ベルリン夜9時発でミュンヘン朝7時着ぐらいの列車は確かに寝台列車ではなかった)
(こんな時間帯にこれだけ時間をかけて行く列車が寝台列車ではないというのは 盲点だった)
元々の予定としては、13日の朝ミュンヘンに着いて、日中観光して、夜にフランクフルトに行ってホテルに泊まるということになっていたので、大きな計算違いだ。
しょうがないので、西に向かう他の夜行列車がないか確認してもらった。
すると、カールスルーエ行きのがあるという。
(後で確認すると、終着駅はスイスのチューリッヒだった)
しかし、寝台はないそうだ。
意味ないじゃん。
あきらめて寝台じゃない座席ということにして発券してもらった。
切符をもらって行く前に、ふと思いついて「この切符一等ですよね」と確認すると(一等のジャーマンレイルパスを持っていて、それを提示していたので)、「違う」とのことだった。
あわてて「一等はないですか」と確認すると、寝台があるとのことだった。
(やれやれ)
しかし、追加料金は二人で148ユーロ。
ちゃんとしたホテルに泊まれる金額だ。
やれやれ。
(「(やれやれ)」と「やれやれ。」の違いは?)
(微妙なニュアンスの差がある)
駅構内のパスタの店に行くことにした。
Eはサラダ、ぼくはパスタの列に並んだのだが、ぼくのほうは80万年ぐらい待っても順番にならないのであきらめてやめることにしようとしたところで声をかけられた。
何気ない気持ちでアラビアータを頼んだのだが、Eには辛すぎたようだった。
食べ終わってからポツダムへ。
最初、駅の反対側に出てしまって、バスで反対方向に行って戻ってくることになってだいぶ時間をロスした。
(一人旅ならいくら時間をロスしてもダメージはないが、上位者がいるので時間のロスは致命的)
サンスーシ宮殿に行って、公園を通ってサンスーシ新宮殿まで歩いて行った。
新宮殿の近くにトイレがあったのだが、ここでもまた体感50億円取られてしまった。
(ぼくも行ったので100億円)
電車でポツダムに戻って、晩ご飯はまたイタリアン。
テイクアウト用のミニピザ2枚(店内で食べないでくださいと書いてあったが、みんな完全に無視していて、店員も何も言わなかった)(これだから人間は)、それと野菜入りスパゲティを注文。
野菜入りスパゲティは明らかに味が足りていなかったが、塩を入れたらマシになった。
帰り、路線検索をすると動物園的な駅で降りたらいいということだったので、うろ覚えでTiergartenで降りたのだが、Zoologischer Gartenが正しい駅だった。
反対方向に一駅戻ることになった。
ホテルの近くのスーパーで飲み物やお土産を買って帰った。