(0:48) 今日は連休最終日。
(昨日有給を取ったので)
昼はまた贅沢レストラン(一人予算1000円超)に行った。
毎週行くと、月あたりでは3000円×4の12000円ぐらいになる。
けっこうな出費だけど、生活の充実のためにはいいだろう。
金銭的には、現職は前職より多少恵まれている。
もちろん、(E によく引き合いに出される)Google時代よりははるかに少ないけど。
(まったく、ぼく自身は後悔していないんだからあまり過去のことを言わないでほしいものだ)
ライン工時代も、給料面ではそこまで悪いことはなかった(ワーキングプアとかいうレベルではない)はずなんだけど、生活は悲惨だった。
家賃が高かったというのが大きい。
(途中で貧困引っ越しをして、それで少しマシになったけど、それまでは悲惨の一語だった)
(東京に引っ越してくるとき、E が Google の収入を基準にいいところを選んだから)
(ぼくは何も考えていなかった)
まあ自業自得というか、もっと早く引っ越しておくべきだったな…。
そういえば、Google について日記のほうではあまり書いたことがなかった気がするので、ちょっと書いてみる。
ぼくが Google に入れたのは、こう言っちゃなんだけど、Google の採用が地頭重視だからだ。
(そのほかには、その年はだいぶ社員を増やしていたということもあり、それも大きい)
ぼくは人格がダメなのであまり総合的なパフォーマンスは出ないんだけど、採用面接的な単純な問題には強い。
それに、アスペ的な人間にとって人格は作るものなので、短時間であれば相手の望むような人格を作れたりもする。
(ぼくは面接ではだいぶ感じがいいと思う)
(実際のところは、毎日チームで昼食を取るだけでしんどくなるコミュ障なのだが)
そういうわけで、入ってからもプログラマとしては仕事ができなかった。
複雑な問題、大きなデータを扱うのは苦手だし、人格的にもアレなので。
それでも、言語的な現象には強いので、そういうところで話ができる人がいるとその人に協力することはできて、入ってすぐの時期はその条件が満たされていたのだが、しばらくしてその条件が満たされなくなってしまった。
その時点で、ぼくが辞めることは既定路線になっていた。
まあ、完全に何もできなかったかというと、コード面でも一部貢献できたところはあるし、(まったく重視されていないけれど自分では必要だと思った)データ整備もやったし、それなりに役に立ったところはあると思うけど、それでもしんどかった。
自分にとって、永住の地ではなかったことは確かだ。
あそこは技術のことだけを考えていたい人間の天国だけど、ぼくはそのタイプじゃない。
ついでに前職のライン工時代のことも書いておくと、そこではだいぶ仕事ができたと思う。
そもそも地頭の良さは、Googleレベルだと埋もれてしまうけれど、ライン工のころは役に立った。
人間性皆無の場所だったけど、ドライなところはぼくの性には合っていた。
まあ、実質上司はクソだったけど。
(あまり思い出したくもないけど、思い出すと身体症状が出るとかいうレベルではない)
そして現職。
全然貢献できている気がしない(というか、実際にできていないと思う)。
ソフトウェアエンジニアが働くための環境という感じじゃない。
バージョン管理システムとか、職場内のグループウェアとか、そういう体制がない。
Subversion・PukiWiki・IP Messengerといったひどい体制は経験したことがあるけど、きちんと運用していたのでそれなりに機能していた。
(Subversionは頑張ってGitHub Enterpriseに置き換えたけど)
そもそも、現職では「目的意識を持って効率的に働く」という根本的な動機付けがない。
そういえば、P社から出向で来ているYさんは、「データ量の面で勝ち目のないGoogleにどうやって勝つのか」というところを室長に問いただしたという。
それはぼくも思っているところだ。
アルゴリズムとかで頑張るにしても、人材的な意味でも向こうが上に決まっている。
結局、明確な答えは得られなかったそうだ。
「Googleに勝つ」というお題目を言っておけばいいという感じじゃないか、というところでぼくとYさんの意見は一致した。
まあ、「勝てないなら切る」的なシビアさがないというのは、研究者にとってはいい環境なのかもしれない。
勝つ勝たないはともかく、要素技術を研究して、それを論文にして発表すれば、業界全体の発展には貢献できるんだろう。
でも、ぼくのような技術員は、研究して論文を書くというために来ているわけじゃないので、どうもやりにくい。
ぼんやりと「精度を上げよう」みたいな目標だけあっても困る。
(そもそも、人間一人でできることは限られているし、目標があったらそのためにミーティングや議論をして役割を割り振って連携してやるものじゃないだろうか)
ぼくは根っからの仕事嫌いだけど、それでもソリティアをして時間をつぶす窓際おじさんみたいなことはできないタイプなので(普通だと思うけど)、職場にいる間は何か役に立つことができないとしんどい。
まあ、人間力学上ぼくにできることはあまりないので様子見してるけど…。