(22:40) 明日はある種の記念日なので、前倒しして今日新宿に行って石油王系娯楽(映画鑑賞)を楽しんできた。
「それでも夜は明ける」という映画。
自由黒人だった主人公が誘拐され、12年間奴隷として生活するという物語。
見ながら、自分の境遇と引き比べていた。
ぼくは彼に比べるとずっと恵まれているなぁ、と。
特に、一番恵まれているのは、主人を選べるという点だ。
今の主人(職場の先輩ともいう)の下で働くのは嫌だけど、自由意志でそこから去ることができる。
職業選択の自由、すばらしい。
涙が出そうだ。
人類の英知。
ついおととい、1時間も泣いていたのが嘘のように、晴れやかで解放された気分だ。
誰かに隷属して生きるにしても、その隷属先は選ぶことができる。
次の主人がダメだったら、また別の主人を探せばいい。
少なくとも、19世紀の黒人奴隷よりはずっと幸せだ(過去と比較して幸せだと思い込むメソッド?)。
まあ、過去と比較して幸せだと思い込むといっても、隷属状態ではクソの慰めにもならない。
自由、大事。
次の主人が見つかるかどうかはわからないけど、寛容な奴隷主というのはいつの世にもいるものだろう。
気を取り直して頑張ろう。