(6:42) 子供の熱は溶連菌だった。
溶連菌は前にもかかったのに。
調べると、溶連菌には種類がいくつかあって、複数回かかることがあるらしい。
人間のクズと関わることになった。
このクズは、ぼくが京大の修士課程にいたときに特別研究員だったやつだ。
人をすぐ見下す・仲間同士で群れる・研究室訪問に可愛い女の子が来るとあからさまに態度が違う、といった量産型のクズだ。
ぼくと友達はこれをゴキブリと呼んでいた。
(このゴキブリは結婚して子供まで生まれている)
(まあ知能は高いし社会的地位もそれなりにあるっぽいしメスを獲得できるのは不思議ではないけれど、本当に悲しいことだ)
(こういう個体が社会的に受け入れられる人類は存続する価値がないのでは)
関わりはメールを通してのものになる予定。
関わりの中でクズのクズ性に触れることにならないといいけど…。
(まあ、いざとなったら仕事を辞めればいい、どうせ有期契約だし)
(こういう状況で何か捨てられないものがあるとよくない)
子供の熱は下がってそれなりに元気そうだった。
子供はちょっと前に膝をすりむいて絆創膏をしているのだが、夜、子供が寝てから、Eがそれを剥がそうとした。
お風呂に入って濡れてるからそのままにすると化膿してよくない、とか。
子供の健康に関わりそうなことになるとEは聞く耳を持たない…。
(このあたりは母親と父親の違いじゃないかというのをよく思う)
(Eは子供の健康を自分のことのように「感じて」いるようだ)
(ぼくにとっては、子供の健康の問題はできるだけ子供自身に任せたいところ)
(溶連菌の薬を飲ませるとかはしょうがないけど)
(今回は薬は素直に飲んでくれた)
(成長っぽい)
それで、子供が寝ているのに、絆創膏を剥がし始めた。
子供は目を覚まして大泣きした。
寝ているときに自分の意志に反して痛みが加えられるなんて…。
守ってあげられなくて申し訳なかった。
下位者は悲しい…。
今日はMさんが休日だったのだが、なかなか行動できなくてつらそうだった。
かなり自分を責めていた。
Mさんは人類の至宝のようなとてもいい人なのに…。
(言い過ぎ?)
なぜ悪人は自らの悪さに悪びれることもなく、善人が自分を責めるのか…。
(悪人は自分を責めないから悪人になるのでは)
(世界は悪い)