09/11

(1:22) 今日は旅行疲れで一日中死んでいた。

 

朝8時ごろに起きて、急においしいものが食べたくなって、上位者の許可を得てサッポロ一番みそラーメンを茹でて食べた。

(もやしと目玉焼きを加えた)

(理想的には肉も入れたかった)

(解凍するのが面倒だった)

おいしかった。

旅行中も毎日これぐらいおいしいものが食べられたらいいのだが…。

 

それからまた寝た。

ちゃんと起きたのは夜の6時ごろで、それまで寝たり起きたりを繰り返していた。

(起きている間にツイッターを見ていたので人生の失われはなかった)

おいしいもの食べたい欲はひとまず満たされていたので、昼食代わりに飛行機でもらったピーナツとキットカットを食べた。

(まだ1セットある)

(合計で380カロリー)

(ここで言うカロリーはキロカロリーのこと)

(その注釈をつけるなら最初からキロカロリーと書けばいいのでは?)

(思いついたまま書いているので)

 

9時になってからプールに行った。

プールで泳いでお風呂に入ってくると、やっと少し日常に戻ってきた感じがする。

 

旅行中、子供は特に親を求めることはなかったそうだ。

まあ、自閉症児にとって他人の存在は大きくないからな。

慣れた人(この場合は祖母)がいたらOKなんだろう。

それでも、ぼくに甘えてきたりはしている。

 

明日から仕事。

Eの両親も帰るので、完全に日常に戻る。

09/10

(0:36) 今日はカナダ最終日。

朝4時半ごろに起きて、シャワーを浴びて空港行きのシャトルバスに乗る。

 

飛行機は8時の予定だったが、だいぶ遅れた。

トロントからバンクーバーまで行って、そこから関空行きに乗り継ぎ。

 

飛行機の中では珍しく映画を見た。

(ぼくは動画が苦手なのでほとんど見ない)

最初はフランス語で見ようと思ったが、内容がわからなすぎたので韓国語にした。

(悔しい)

プラダを着た悪魔」と「プロメテウス」を見た。

前者は肝心なところが、後者は全体的に、ストーリーがわからなかった。

後からネタバレサイトを見てみると、言語以外のところがうまく理解できていないことによるわからなさのようだ。

やはり動画はよくない…。

(特に実写)

(登場人物の雰囲気とか表情とかで何かを表現されるとまるでわからない)

(まあ自閉症だからしょうがない)

 

それにしても、フランス語のリスニングができないのは悔しいので、Netflixとかで動画を見てみようかと検討中。

(あるのかな)

(まああるとして、ぼくのように雰囲気や表情が理解できず、動画を楽しむこともできない生き物が語学をやって、それが何につながるのかというのはある)

(あまり考えないようにしよう)

 

関空からは贅沢してラピートに乗った。

電車を乗り継いで帰宅。

家に着いたのは夜の7時。

死ぬほど疲れた。

 

明日は有給を取ってある。

ゆっくり休もう…・。

09/09

(20:13) ホテルは朝食バイキング(ビュッフェ?)(バッフェ?)(英語を意識してすでに定着した外来語をずらすのやめてほしい)(考えすぎ)がついている。
チャーハンやベーコンやソーセージなどを死ぬほど食べた。


バスと地下鉄でユニオン駅(トロントのターミナル駅)(日本の感覚では「トロント駅」とするところだ)(日本に限らず、少なくとも日中韓に共通するものかもしれない)(ソウルのターミナル駅はソウル駅だし、北京のターミナル駅は北京駅だ)(そういえば、バルセロナバルセロナ駅ではない何かだった)(こういうところで文化の東西のようなものを感じる)(欧米や東アジア以外はどうなんだろうか)(どうでもいい)(「ユニオン駅」と書いただけでここまで引っ張るのはどうなのか)に向かった。
来たときのルートを逆にたどって行けたら楽だったのだが、どういうわけか昨日乗ったPink Lineの逆方向のやつが走っていないようで、乗り換え案内にも出てこなかった。


しょうがないので、バスを乗り継いで行くことに。
乗り換えでだいぶ歩いた。
スーツケースもあるのでしんどい。


地下鉄内で前日の日記を書いた。


ユニオン駅に着いて、荷物を預けるところを探しに行く。
バス乗り場にある的な情報をネットで見たので、そこに向かった。
しかし、聞いてみるとそこにはそんなサービスはないと言う。
やれやれ。
これで、一日中スーツケースを引っ張って歩くはめになってしまった。
(昨日会ったEの友達は、駅には荷物を預けるところがないから、ホテルに預けてダウンタウンに行ってまた戻ってくるのがいいと言っていた)
(しかし、ホテルから中央駅の1時間以上という距離はあまりにも遠すぎる)


Eがブランド品を見たいと言うので、イートンセンターとかいうところに行った。
昼食は、Eは何らかの丼(牛肉などが入っている)を食べた。
ぼくはお腹いっぱいだったので注文はしなかったが、Eが「まずい」と言って残したので、ぼくも食べることに。
ぼくはそこまでまずいとは思わなかった。


午後、有名な水族館に行くことも少し検討されたが、やはり行かないことになった。
(観光ポイント的にはよくないが、トロントはそもそもEの友達に会うために寄ったということもあり、あまり真面目に観光ポイント稼ぎをするつもりはなかった)(トロントという都市をあまり好きになれないというのもある)


ショッピングセンターでおみやげを買った。
Cさんのも買っておいた。
渡す機会があるかどうかは不明。


後はもう空港に向かうだけ。
ユニオン駅に戻って、電車で空港に行った。


ホテルは空港のすぐ近く。
空港から電話して、シャトルバスで迎えに来てもらった。


あまりお腹が空いていないので、晩ご飯もちゃんと食べないことにした。
(ちゃんとしてないものはいろいろある。さくらんぼとか列車のビジネスクラスでもらった雑多な食べ物とか)


明日は8時の飛行機で、4時半起き。
早めに寝よう。

09/08

(11:36) トロントの地下鉄で日記を書いている。
(姿勢に無理がある)
BluetoothキーボードでiPhoneのメモ帳に書く)


昨日はモントリオール最終日。
朝9時ごろの電車で、5時間ぐらい乗って午後2時ごろにトロントに着く。


列車はビジネスクラス
車内食(機内食みたいなやつ)が出るし、時々カートで飲み物を提供してくれる。
飛行機みたいだ。
ワインをもらって飲んで顔が真っ赤になった。


トロントの駅では荷物を預けることができた。
電車の切符があれば、駅の荷物預かり場所で預かってくれる。
切符はチラッと見ただけだったので、同じ切符で次の日も預けることができるんじゃないかという邪な気持ちが湧いてきたけど、まあやめておこう。


真っ先にCNタワーへ。
天文学的な入場料金(一人36ドル+税)だったが、まあしかたがない。


タワーの上は高かった。
(あたりまえ)


荷物を取りに戻ってホテルに向かう。

ホテルに着いた後はEの友達に会う予定になっている。


ルート検索すると、地下鉄Line 1からPink Lineというバスに乗り継ぐのが総合的に見てよさそうだったのでそれにすることにした。


地下鉄のクーポンを買うのに苦労した。
クーポンは3ドル25セントだが、クレジットカードも紙幣も使えない。
(紙幣は10ドル札でクーポン3つとお釣り1ドル、20ドル札で6つとお釣り2ドルいうのがあったが、5ドル札しかなかった)
モントリオールとは大違いだ…。
モントリオールでは地下鉄の切符をクレジットカードで買える)


とりあえず二人分の6ドル50セントを用意して窓口に行くと、ガラスの箱に入れて通れと言われた。


地下鉄は30分以上かかる。
しかも、ほとんどの区間でネットが使えない。
(使えるのはわずかな地上区間のみ)
モントリオールとは大違いだ…。
モントリオールでは地下鉄でもネットが使える)


Finchという駅に着いて、そこからバス。
乗り場を間違えたりして時間を取られてしまった。


このバスは別会社の路線で、さらに一人4ドルかかる。
今度はクレジットカードが使えた。


Eはだいぶ機嫌が悪かった。
ぼくが乗り場を間違えたことでも機嫌を悪くしていて、着くのが遅くなりそうなので焦っていた。
それで、ぼくのルート検索結果を見て、今のルートより到着時刻が早いルートがあるのを見つけて、「このルートにしてたらよかったのに」と言ってきた。
Eはいつもこうだ…。
人の選択にケチをつけて、今さら言ってもしかたのないことについて「ああしていたほうがよかったんじゃない」と言ってくる。
ルートのわかりやすさ等を総合的に判断して選んだのに…。
小不幸。
(「巨大確不幸」ほどではないが)
(小さな不幸)
(「確かな」というのは特に意味がないので省略する)


ホテルに着いたのは6時半近く。
部屋は地下だった。
地下1階と1階と2階しかなく、エレベーターがない。
珍しい。
(土地が安いとこういうことになるんだろうか)


Eの友達は、7時に来るという約束で、20分遅れぐらいで来た。
Eとこの友達は、Eの妹(ガンで死去)つながり。


ホテルの近くの立派な感じの中華料理屋に連れて行ってもらって、豪勢な料理を死ぬほど食べた。
その後、Eの妹に縁がある場所2箇所に連れて行かれた。
Eにとってはいいが、ぼくにとっては縁もゆかりもない場所なので、退屈なことおびただしい。
小不幸。
(しかし、この不幸はEの性格によるものではないのでしかたがない)
(バスのルートの件はEの性格によるもの)


部屋に帰ったら、またすぐ寝てしまった。

09/07

(1:20) 今日は特に観光目標を設定していない日。
(一般的に、観光ポイント稼ぎは1日か2日もあれば十分だ)

(575)
(ローマのような例外はある)
(あそこは観光ポイントの宝庫のような場所なので、一度行けば一生ほかの観光地でポイント稼ぎをしなくてもいいほどの乱獲ができる)
(しかし、残念ながら観光ポイントはそういうシステムではない)
(観光地ごとにポイントはリセットされる)

 

晴れていたらレンタサイクルで回るということを考えるところだったが、実際は曇だったのでやめておいた。
とりあえず、なんとか市場とかいうのがあったので行ってみた。
(ジャン=タロンだっけ?)
市場にはなんと果物や野菜がたくさんあった。
(当たり前だ)


アメリカンチェリーを補充した。
1ポンド2ドル。

袋は約2ポンド入りだったようで、約4ドルだった。
(ともあれヤード・ポンド法は滅ぼされるべきである)


その後はリトル・イタリーとかいう無の地域に行った。
マクドナルドで少し休憩。


(9:52) トロント行きの列車で続きを書いている。


休憩後、また地下街に行った。

 

地下街で、Airbnbのホストから連絡があるとEが言ってきた。
もう部屋を明け渡す予定になっているのに鍵がない、と。
Eの手違いで、1日短く予約をしていたらしい。
ホストにお願いして、もう1日滞在させてもらうことになった。
次の予約は入っていなかったんだろうか。
少し高い料金(80ドル)を請求されたが、まあ迷惑をかけたのはこちらなのでしかたがない。
80ドルはAirbnbのシステムを通さず、部屋に置いておくという話に。


昼食はフードコートで適当なパスタを食べた。
(観光警察の取り締まりを恐れるのはやめた)
(というか、もう4日目なので多少は手を抜いても射殺はされないはず)
(元々射殺されたりすることはない)
(はい)


店員の態度がすごく悪かった。
(こちらでは普通)
(575)


Eは寒いからとレギンスを買っていた。
ぼくは全然寒いとは思わないのだが。


行き場所がもうあまりないので、ジップラインとかいうやつ(ケーブルに吊り下げられた滑車につかまってシャーッと移動するやつ)をやっているところに行ってみた。
何もないところにぽつんと建物があって、天気が悪いこともあっていかにも寂寥とした雰囲気が漂っていた。
やめておくことにした。


一旦アパートに戻って、洗濯物を持ってコインランドリーに行った。
コインランドリーは1ドルコインを入れるようになっていて、洗濯乾燥を一気にやってくれるやつはなく、別々にやらないといけないようだ。
洗濯は2ドル、乾燥は3ドル。

手元にあるのは50ドル札だけで、80ドルを用意するのも兼ねて、近くのスーパーで買い物をすることにした。


スーパーには1回分の洗剤が売っていて(Success!)、レジの人とフランス語で話をして(Success!)、お釣りのうち10ドルを1ドルコインでもらうことに成功して(Success!)、コインランドリーに行った。
コインランドリーの洗濯機に洗濯物を入れてから料金を見ると3ドルだった。
さっき見た2ドルのは小さめのやつで、全部ふさがっていた。
洗濯機を回すと「残り30分」と出ていたので、アパートに戻って、時間を見計らってコインランドリーに戻った。
すると、30分は洗いだけの時間で、実際にはまだすすぎと脱水があり、もうしばらく時間をつぶすことになった。
(なんでこういうどうでもいい詳細を書いているのか?)
(頭に残っているから)
(こういうくだらないことばかり頭に残っている気がする)


洗濯が終わって脱水機をよく見ると、8個ある脱水機の中で機能しているものが2個しかなく、そのうちの1個は使用中だった
ひどい状況だ。


ちょうど洗濯物を移し始めたタイミングで別の客が来た。
乾燥機の状況を見て怒っているようだった。
タッチの差で我々が先に使うことができた(Success!)。


元々、乾燥機を回している間にご飯を食べてこようという話をしていたが、表示を見ると待ち時間は30分だった。
それで、終わるのを待つことに。
30分後に回収すると、時間は短いのにタオルまですっかり乾いていた。
さすが北米、強い。
(南米やヨーロッパも強いんじゃないだろうか、たぶん)
(知らない)
(ところでSuccess! というのは何かというと、ツイッターで見たネコノヒーという漫画の影響)


乾燥済みの衣類をバッグに入れたまま晩ご飯を食べに行くことにした。
晩ご飯は中華街の蘭州ラーメン。
Eは中国人なので観光警察に狙われてもおかしくないところだが、Eは中国人なので観光警察には狙われないだろう。
(何を言っているのか???)


店は混んでいて、相席になった。
Eは看板メニューの蘭州ラーメン(中)、ぼくは担々麺(小)を注文した。
蘭州ラーメンもシンプルな味で悪くなかった(Eは多少不満そうだった)が、担々麺は文句なくおいしかった。
担々(この名前でいいのか?)(担々麺の麺以外の部分)(本場の汁なし担々麺なので汁ではなくひき肉中心のゴロゴロした濃厚なソース的なもの)が余っていたので、蘭州ラーメンから麺を移植して担々麺を増殖させた。
満足。


帰ってすぐに寝た。

09/06

(1:16) 朝、8:56モントリオール発の電車に乗ってケベックシティーに向かう。
ネットで買ったチケットのQRコードを見せればそれで済み、実に楽だ。
車内にはもちろん無料WiFiがあった。
当然できているべきことが当然のようにできているというのはいい。

 

ケベックシティーには12時過ぎに着いた。
とても雰囲気のいい街だ。
珍しく小確幸(昨日の日記参照)が得られる感じだ。


昼食は、りつさん(ツイッターでの友達)が紹介してくれた店に行った。
オニオングラタンスープがおいしいとのことだったので、それとEが食べたがったベジタリアンサラダを注文した。
(スープとサラダでは二人が食べるには足りないのではないかと思われそうだが、だいたいにおいてこちらの食べ物は量が多いので、少なめに頼んでおくぐらいが安全だ)


ベジタリアンサラダはやはりかなりの量があった。
パンがついてきたが、そのパンがおいしかった。
オニオングラタンスープもおいしかった。
(語彙がない)
スープにパンを浸して食べた。
パンは二人で三つ食べた。

 

会計はチップ込みで44カナダドル
この店ではフランス語で話せた。
(こちらがフランス語ネイティブでないと見ても英語に切り替えられなかった)
さすがケベックシティーはモントリオールとは違う。


その後は、街を散策したり、大聖堂に入ったり、ケーブルカーに乗ったりした。
観光ポイントはそれなりに貯められたはず。
この時点で時刻は3時過ぎ。
めぼしいところにはある程度行ったので、モンモランシーの滝に行くことを提案してみたが、Eは遠いから行きたくないとのことで、要塞に行くことにした。


要塞にはUberで行った。
これが不幸の始まりだった。
Uberで設定した目的地は要塞の博物館の入口のあたりだったが、それより少し前の人が多いところで「ここで下ろしてもらおうよ」とEに言われた。
そういうのはぼくは苦手だ…。
運転手さんは博物館入口まで運転するつもりなのに、それをこちらの都合で変えてもらうというのはすごく心の負担が大きい…。


しかも、博物館入口に行ってからが地獄だった…。
博物館自体には入らないと決めて(そういうものを消費できる感性がないから)、そこから適当に移動しようと思ったら、Eに何度も何度も「なんでさっきの場所で下りなかったのか」と責められて精神が終わってしまった。
芝生に横になって休んでいると、なぜぼくはずっと支配されたままで生きていかなければならないのかと涙が出てきた。
何が小確幸だ。
ぼくにあるのは巨大確不幸だ…。
(巨大で確かな不幸)


気を取り直して、駅前のティム・ホートンに行って休憩。
(ここはカナダのチェーンなので、チェーン店であっても観光警察による射殺はないはず)
晩ご飯を食べる店を決めて、それから国会議事堂に行ってみた。


国会議事堂は工事中であまり見れなかった。


晩ご飯はトリップアドバイザーで決めた店。
セビーチェの前菜と、リブ肉のBBQセットとやらを頼んだ。
(少ないと思われるかもしれないが以下略)


セビーチェは最悪だった。
刺身部分以外のすべてがまずい。
リブ肉のほうは、さつまいもが大量にあって、ぼくはおいしいと思わなかったがEが食べてくれた。


ご飯を食べながら、まだ憂鬱な気分が続いていた。
芝生に横になっている間に、ぼくは今後ずっと巨大確不幸が続いて一生幸せになれないということを悟ってしまったから…。
それに、食事もクリーム玄米ブランでも食べたほうがずっとマシだった。


帰りのバスがだいぶ遅れた。
19:30の予定だったが、20分も待たされた。


バスにももちろんWiFiはあったが、バスはやはりバスなので乗っているだけでしんどい。


部屋に帰ったのは23:30あたり。
疲れた。

09/05

(1:50) やられた…。
1時間ぐらいかけて書いた長文日記がはてなブログアプリの不具合で消えてしまった…。
そうめんも同じ目に遭っているからはてなブログアプリで直接日記を書いてはいけないと知っていたはずなのに…。
メモ帳で書いて貼り付けると改行が消えるのが面倒で、ついはてなブログアプリで書くという過ちを犯してしまった…。
(なぜはてなブログを使うのか??)

 

明日の朝は早いし、今から日記を書き直すと睡眠不足になるが、しかたがない…。

 

今日の朝、起きてみると雨はやんでいた。
よかった。
(最初のバージョンでは「空は曇っていたが雨は降っていなかった」とかそんなのだったはず)
パラレルワールドとのずれが生じ始めている…)

 

まずは旧市街へ。
旧市街では旧市街を見た。
(冗長では?)

 

なんとか大聖堂(なんとかは大聖堂を修飾するものであって副詞ではない)を見て、お金を払って中に入った。
ぼくは前回の滞在時にも入ったことがあるから、観光ポイントの加算はない。
(解説しよう! 観光ポイントとは、観光イベントをクリアすることによって得られるポイントのことで、これが少ないと観光警察に銃殺されてしまうのだ)
ベトナム旅行のときにも書いたと思う)
(これは決してぼくの妄想上の存在ではなく、ツイッターにも複数潜伏していることが最近明らかになった)
(TL参照)

 

(9:53) 列車の中で続きを書く。

 

大聖堂の後は、チャイナタウン(ぼくは訪問済みなのでやはり観光ポイントの加算はない)に行って、その後は川岸に行った。
(川岸は名所ではないので観光ポイントはほとんどない)

 

Eはチャイナタウンで昼食を食べたいと言っていた(これは危険な行為だ。というのは、Eは中国人なので、観光地に来てまで中華料理を食べるというのは、敵を目の前にして逃亡することに等しい)(観光という戦場において敵前逃亡は重罪、一発で銃殺されてもおかしくない)(ぼくが和食を食べるのも同様)が、川岸からは遠かったので、トリップアドバイザー神のご託宣を仰いで(トリップアドバイザー神のご託宣を仰ぐというのは意識が低い行動で観光ポイントが低いのだが、少なくとも観光に対するやる気は示すことができるため、銃殺されることはない)、ポーランド料理(観光ポイントという意味では、モントリオール名物というわけでもないので微妙だが、和食や中華ではないのでOK)の店に入った。
店では、ぼくはメンチカツ的なものを、Eは餃子的なものを食べた。
そこそこおいしかった。

 

その後はマギル大学へ。
大学だった。

 

大学の構内に何やら美術館的なものがあるという情報があったので観光ポイントを稼ぐチャンスと思って行ってみたら閉まっていた。

 

モンロワイヤルという山に登った。
そこに山があるから。
っていうか、ここも前回の滞在時に登った。

 

死ぬほど苦しい思いをして階段を登って無の上に登った。
なんでこんな責め苦に遭わないといけないのか。
前世でどんな悪いことをしたというのか…。
無の上から無の写真を撮った。

 

帰りはバスに乗った。
っていうか、Googleマップのルート検索でバスを含むルートの検索ができると知らず、損をしていた。
バスに乗ってラ・フォンテーヌ公園というところに行ったけど、観光ポイントが設定されている公園かどうかは不明。

 

ちょっと雨が降ってきたが、小雨だったのでよかった。
そういえば、こちらの人間は雨でもあまり傘をささない。

 

晩ご飯はSchwartz’sでスモークミートのサンドイッチを食べることにした。
観光客には有名な店。
前回の滞在時にも来た。

 

飲食店は、観光客に知られていられれば知られていられるほど観光ポイントが低い。
知名度と観光ポイントは反比例すると言ってもいいだろう。
しかし、例えばマクドナルドやサブウェイといった一発銃殺ものの敵前逃亡に比べると、こういう観光客向けの店に来ることは観光警察には「やれやれ、これだからミーハーな一般人は(プークスクス)」と思われるだけなので実害はない。

スモークミートのサンドイッチはぼくにとってもEにとってもあまりいいものではなかったが、そこは重要ではない。

 

その後、戦線を一時離脱して、短期留学時代に住んでいたあたりに行ってみることにした。
(観光警察はこういう事情はけっこう斟酌してくれるはず)

 

住んでいたあたりの一帯はわかったが、具体的にどのアパートだったかは忘れてしまった。

Eがトイレに行きたいと言い出して大変だった。
地下鉄の駅に行ったら、なんとトイレがない。
しょうがないので、近くのガソリンスタンドに併設の商店でトイレを借りて事なきを得た(She got a Kotonaki)。

 

部屋に帰ると、Eはすぐに寝てしまった。

明日はケベックシティーに行くことにしていた。
モントリオールで得られる観光ポイントが飽和してきたので)
(前回の滞在時にはモントリオールは住みやすい場所だと感じていたので、まる4日間いることに特に問題を感じていなかったが、改めて観光客として来てみると観光ポイントの稼げなさが著しい)
(美術館や博物館に行けばポイントが手に入るのだが、ぼくもEもあまりそれらをエンジョイできる感性を持っていない)
(まあ、エンジョイできるかどうかというのは瑣末なところだが、それでも)

 

電車は本数が少ない・高い・快適、バスはその逆という感じで、死ぬほど悩んだ。
結局、行きは電車にして、帰りはバスということにした。
3万円ぐらいの余計な出費。
人類文明をゼロから再興できるほどの天文学的金額だが、すでに大金を旅行という無に捧げているので誤差のようなものだ。

 

その後、日記を書いたが、冒頭で書いたように消えてしまった。
弱り目にたたり目だ。
ただでさえ、旅行をしているだけで死ぬほど不幸なのに…。

結局、列車の中で書き直した。

不幸。

 

ところで、藻さんのアスクで、ぼくが小確幸村上春樹用語で「小さいが確かな幸せ」とかいうことらしい)を得ているとかいう妄言があったそうだ。
脳内伝達物質とかを計測する機械を装着して生活して、ぼくがどれだけ不幸かを示したいぐらいだ。

不幸。