(1:47) Eは朝早く出発した。
香港に行くため。
基本的に生活はいつも通り。
Eが子供を連れて家を空けてぼくが一人になるときは自由民生活を満喫できるのだが、子供とEの母との三人暮らしでは、奴隷でもないが自由民でもないという中途半端な状態になる。
あまり解放感はない。
(こうしてみると、生活の自由さという意味では、Eの在不在より子供の在不在のほうが影響が大きいのかもしれない)
(いまさら)
昼は美食の殿堂サイゼリヤでオニオンソースのハンバーグランチを食べた。
これはいまいち。
(いまいちだとわかっているのに食べた)
(ハンバーグの気分だったので)
(やはりハンバーグはジョイフルのペッパーハンバーグ)
(しかし、ジョイフルのペッパーハンバーグは恐ろしい値上げを経て、昔422円で食べられたのが今では603円だ)
(天文学的価格)
(基本的に行くことはなくなってしまった)
(しかし、冷静に考えるとそれだけの価値はあるのかもしれない…)
(いつか清水の舞台から飛び降りる気持ちで行こう)
金曜日は幼稚園で子供の昼寝用布団を持って帰るのだが、うちの子の布団が見当たらなくて焦った。
布団は二つあるのだが、どちらにも名前が書いてない。
(うちの子の布団には書いてある)
しかし、ぼくは人間エミュレータが発達しているので、なんと「職員さんに聞く」という恐るべき裏技が使えるのであった…!
(普通、そういう発想出てこないよね)
(うちの子の布団らしきものがないのにうちの子の布団を持って帰らなければいけないとなったら、どちらかの布団をうちの子の布団と想定して持って帰るか、自殺するか、そのぐらいの発想しか出てこないところだ)
(しかし、人間エミュレータを備えたぼくは、人間というのは、単なる自然オブジェクトではなく、知能を備えていて、問題解決にあたって「相談する」というアクションが取れるということを知っているのだ)
(すばらしい)
(なんという偉業)
職員さんたちに聞いたところ、彼らはその優れた認識能力で残った二つの布団がどちらもうちの子のものでないことを確定し(ぼくは自信がないので確定できなかった)、そして布団を探しに行ってくれた。
そして、しばらくしてうちの子の真の布団を持ってきてくれた。
しまったまま出すのを忘れていたという、単純な原因だった。
それにしても、精神に悪いからこういう間違いはやめてほしい…。
人間エミュレータをフル稼働させなければいけなかったし、各ステップでも綱渡り状態だった。
まあ、人死にが出ないでよかった…。
最近、フランス語の勉強がスランプに陥っている。
教材に非ネイティブの話者が入っていて暗記に使いにくいというのがあって勉強が滞っているというのもあるが、そもそも上達している気がしないというか…。
外国語の感覚を身につけたい…。
外国語の感覚を身につけたいというのが目標なら、中国語と韓国語に絞ったほうがいいかもしれないというのはよく思う。
20歳のときに中国に留学していて、どちらもその時期にある程度話せたので、ほかの言語よりはだいぶ感覚がつかめている。
環境的にも、年齢的にも、今から別の言語でそれら以上に感覚をつかむというのは無理かもしれないな…。
フランス語はもう2年半もやっているのに、感覚という意味では全然ダメだ…。
でも、最近Pimsleurのドイツ語4・5とロシア語4を3万円で買ったところなんだよな。
ドイツ語はまたやりたい気持ちもあるし。
結論が出ない。