09/21

(0:36) 今日はいい天気だった。

 

昼ごろ、いきなり「人生が楽しくない」問題についてどうにかできないのかという考えが湧いた。

まあ、考えてみるともう40年近く解決できていない問題だから、今さらどうにかなるものでもないだろうけど…。

 

考えてみると、昔計画なしに K電社を辞めて(「気分転換」という理由を辞職願に書いた)無職でふらふらしてた時期はそれなりによかったなぁ…。

毎日、午前中は図書館に行って韓国語とかを勉強して、午後は河原に行ったり…。

 

ちょっとそのころの mixi の日記を見てみた。

K電社を辞めてすぐのがあった。

今日は無職生活の初日。

朝携帯のアラームで目が覚める。切るのを忘れていた。
せっかく目が覚めたんだからと、二度寝をせずにそのまま起きる。
朝ご飯はキャベツを入れたサッポロ一番みそラーメン。

昨日までと同じように、朝30分・昼30分の韓国語の勉強。
昼になっても一向にお腹が減らないので、ジュースを買ってきて飲むだけにする。

2chを見たりゲームをやったりしているうちに午後3時になる。
気合を入れて、外に出ることにする。郵便の転送届けをもらいに行こう。

転送届けを受け取った後、古本屋に。3冊ほど本を買う。
もっと買おうか迷っていると、ふと「明日読みたかったら明日また来ればいいんじゃん」と思いついた。そうだ、古本屋に毎日来ることだってできるんだ。

ミスドでココナツチョコレートとポンデ黒糖を買い、長居公園へ。
自販機で紙カップのコーヒーを買い、ベンチで本を読む。
今はちょうどいい季節だ。夕方の柔らかい日差しが肌に心地よい。

一冊読み終えたところで、また自転車にまたがり公園の中をぐるっと回る。広い草原(くさはら)が目に入る。「あれやってみようかな」とふと思いつく。

草原に大の字に横になる。空を見上げ、雲の流れを眺める。
目の中のミジンコ(by桜玉吉)を追いかけてみたり。
まさにユートピアだなぁ、などと考える。

ユートピアの実現のためにはまだ蚊の撲滅が必要だという事実に気づかされ、立ち上がる。もうすぐ日が暮れる。

今日の晩ご飯はカレーにしようかな。ちょっと遠くの安売りスーパーまで足を伸ばす。

カレーはもちろんジャワカレー。入れるのはタマネギと牛肉だけ。
牛肉は多めに、600g買う。ささやかな贅沢。

帰ってカレーを作り、食べる。とてもおいしい。

食べ終わって、ふと思う。「もうこれ以上の幸せはないんじゃないか」と。韓国語の言い回しで言えば、「世界にうらやましいものがない」。

年収が何億円あろうと、どんな豪邸に住もうと、「働いている」限りはこの生活より幸せにはなりようがない。少なくともぼくにとっては。

しばらくはこの悠々自適な生活を満喫しよう。

はぁ…。

自分のことながらうらやましい。

 

このころはまだ長居(地名)のほうにいたけど、それからすぐ女友達のいる上新庄のほうに引っ越したはず。

河原というのは上新庄のほうのやつなので、この日の日記にはない。

 

そういえば、日記を見たけど、女友達については全然書いていないな。

 

女友達(ここでは仮に M とする)というのは、メッセンジャーで知り合った友達。

カナダに留学していたけど、向こうの大学を卒業しないまま 2005年に日本に帰ってきた。

ぼくの家にしばらく泊めて、それから上新庄のマンションを借りて住んでいた。

働きながら言語聴覚士の資格を取ろうとしていた。

 

ぼくが2006年9月に仕事を辞めてからは、ぼくも上新庄に引っ越して、M とは歩いて5分ぐらいの距離のところに住むようになった。

ぼくは無職なので平日は図書館に行ったり河原に行ったりプールに行ったりして、週末は M の家に行ったりしていた。

この頃は幸せだった…。

 

でも、そのころのぼくは「身在福中不知福」(幸せな状態にいながらそのことを自覚していない、という意味の中国語)(E にはよく Google 時代のことについて言われるが、とんでもない、別に Google 時代は幸せでも何でもなかった)(まあ、その後の奴隷時代と比べるとわからないけど)というやつだった(カッコが多すぎてつながりがわかりにくい)。

ぼくは M の顔があまりタイプじゃなかったので(当時の自分の感じ方からすると控えめな言い方)、「彼女」とは思っていなかった。

(でも何もしていなかったわけではない)

それに、性格もちょっとメンヘラ入ってるところがある気がした。

(普段はものすごく間抜けそうな感じなのに、急にヒステリックになったり)

(家庭環境もあまり恵まれていない感じだった)

(まあ、だからぼくとは感覚が合ったんだけど)

 

その後3か月間カナダ留学に行ったんだけど、そんな感じで M のことを全然真面目に考えていなかったので、ちょっと距離を置こうという感じだった。

その後、M から職場でいい感じの人がいると聞いたときも、「応援する」と言った。

そして結局、M はその人とうまくいくことになった。

 

それからしばらくして、そろそろ結婚のことを考えないとまずいかなと思うようになったころ、臆面もなく M に声をかけて、口説きに行ってしまった。

(まだ M も結婚していなかった)

かなり最低っぽい…。

 

まあ当然というか相手にされなかったんだけど、そのときに M と過ごした時間のことを思って、思わず泣いてしまった。

そのころ E と付き合ってから(しんどくなって)別れたりしてたんだけど、やっぱり M といたときは楽だった。

ダメ人間同士というか…。

やっぱり、メンヘラはメンヘラ同士のほうが合うのかもしれないな…。

 

その後、M はその彼氏と結婚して、ぼくは E と結婚したけど、今でも M のことが少し懐かしくなる。

この「昔の彼女(またはそれに準ずるもの)に対して未練を持つ」というのは男固有なんだろうか。

よくネットで女の恋愛は上書き保存とか言うし。

E も、過去いろいろあった話は聞いているけど、全然未練とかはないようだし。

M も、ぼくのことなんかすっかり忘れている(感情的な意味で)だろう。

 

だいぶ長い語りになってしまった。

それにしても、mixi の日記を見返すと、2012/7 まで書いてあって驚いた。

つい2年前じゃないか…。

mixi の日記を書いていた記憶が全然ない…。

まあ、ぼくは普段から過去の記憶が全然なくて、昔のことを書くのも記号的な断片を寄せ集めて書いているだけで、実感とかは全然ないんだけど。

 

そういえば、最近 E は暇なのでぼくの日記を見ているという。

まあ、あんまり気にしないで書きたいことを書くことにしている。

 

今日のイベントとしては、プールに行ってから難波の本屋に行ってきた。

続パタを買った。

読めるかどうかわからない(というか、ぼくは機械学習一般には向いていない気がするのでそこにエネルギーを注ぐかどうかも迷うところ)(といっても、ほかに何をすればいいのかもよくわからないけど)(少なくともアラビア語ではない)けど、まあ少しずつやっていこう。