07/20

(0:48) 今日は三連休の中日…。

といっても、今のぼくにとっては特に意味はないけれど。

 

午後3時ぐらいまで、ダラダラしたり子供にちょっかいを出そうとして無視されたりして過ごした。

(うちの子供は基本的にぼくのことを存在しないものとして扱う)

 

それからは喫茶店へ。

不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)を読んだ。

 

いかにもラノベらしいラノベだ。

(やっぱりハルヒラノベらしくないんだな)

 

主人公たちは特殊な能力を持っていて異様に強いのに、その力が法律で縛られているという設定。

新世界より」を読んだ後なので、それだけの力を持った人間たちがおとなしく法律に従っているというところの設定に違和感がある。

そういうところは考えないのが、著者と読者の間での暗黙の了解なんだろう。

 

また、展開がいちいち人工的だ。

わかりやすすぎるというか。

これもラノベ特有なんだろうか。

 

「煌霊」という設定の女の子と近い関係にあって、それで「女の子との接触」分が常に補給されている。

そのおかげで、ストーリーではそんなに俺Tueeeを出さないでやれている…というところか。

 

全体的に、いまいち世界には入っていけなかった。

やはり、ラノベというジャンル自体が、適応を必要とするもののように思える。

 

新世界より」は面白かったけれど、あれは世界が作り込まれている。

しかし、その世界の作り込みは、「世界に入っていかせる」ためのもので、もし著者と読者の間に「世界の作り込み方によらず世界に入っていく」という了解が成り立っていたら必要がないものだ。

ラノベはそういうことを前提としているように思える。

だから、展開がわかりやすくてもいい、というかわかりやすいほうがいいんだろう。

 

んー。

せっかく勧めてもらったのに絶賛できないのが残念だけど、とりあえず2巻も買ってみよう。