09/06

(1:16) 朝、8:56モントリオール発の電車に乗ってケベックシティーに向かう。
ネットで買ったチケットのQRコードを見せればそれで済み、実に楽だ。
車内にはもちろん無料WiFiがあった。
当然できているべきことが当然のようにできているというのはいい。

 

ケベックシティーには12時過ぎに着いた。
とても雰囲気のいい街だ。
珍しく小確幸(昨日の日記参照)が得られる感じだ。


昼食は、りつさん(ツイッターでの友達)が紹介してくれた店に行った。
オニオングラタンスープがおいしいとのことだったので、それとEが食べたがったベジタリアンサラダを注文した。
(スープとサラダでは二人が食べるには足りないのではないかと思われそうだが、だいたいにおいてこちらの食べ物は量が多いので、少なめに頼んでおくぐらいが安全だ)


ベジタリアンサラダはやはりかなりの量があった。
パンがついてきたが、そのパンがおいしかった。
オニオングラタンスープもおいしかった。
(語彙がない)
スープにパンを浸して食べた。
パンは二人で三つ食べた。

 

会計はチップ込みで44カナダドル
この店ではフランス語で話せた。
(こちらがフランス語ネイティブでないと見ても英語に切り替えられなかった)
さすがケベックシティーはモントリオールとは違う。


その後は、街を散策したり、大聖堂に入ったり、ケーブルカーに乗ったりした。
観光ポイントはそれなりに貯められたはず。
この時点で時刻は3時過ぎ。
めぼしいところにはある程度行ったので、モンモランシーの滝に行くことを提案してみたが、Eは遠いから行きたくないとのことで、要塞に行くことにした。


要塞にはUberで行った。
これが不幸の始まりだった。
Uberで設定した目的地は要塞の博物館の入口のあたりだったが、それより少し前の人が多いところで「ここで下ろしてもらおうよ」とEに言われた。
そういうのはぼくは苦手だ…。
運転手さんは博物館入口まで運転するつもりなのに、それをこちらの都合で変えてもらうというのはすごく心の負担が大きい…。


しかも、博物館入口に行ってからが地獄だった…。
博物館自体には入らないと決めて(そういうものを消費できる感性がないから)、そこから適当に移動しようと思ったら、Eに何度も何度も「なんでさっきの場所で下りなかったのか」と責められて精神が終わってしまった。
芝生に横になって休んでいると、なぜぼくはずっと支配されたままで生きていかなければならないのかと涙が出てきた。
何が小確幸だ。
ぼくにあるのは巨大確不幸だ…。
(巨大で確かな不幸)


気を取り直して、駅前のティム・ホートンに行って休憩。
(ここはカナダのチェーンなので、チェーン店であっても観光警察による射殺はないはず)
晩ご飯を食べる店を決めて、それから国会議事堂に行ってみた。


国会議事堂は工事中であまり見れなかった。


晩ご飯はトリップアドバイザーで決めた店。
セビーチェの前菜と、リブ肉のBBQセットとやらを頼んだ。
(少ないと思われるかもしれないが以下略)


セビーチェは最悪だった。
刺身部分以外のすべてがまずい。
リブ肉のほうは、さつまいもが大量にあって、ぼくはおいしいと思わなかったがEが食べてくれた。


ご飯を食べながら、まだ憂鬱な気分が続いていた。
芝生に横になっている間に、ぼくは今後ずっと巨大確不幸が続いて一生幸せになれないということを悟ってしまったから…。
それに、食事もクリーム玄米ブランでも食べたほうがずっとマシだった。


帰りのバスがだいぶ遅れた。
19:30の予定だったが、20分も待たされた。


バスにももちろんWiFiはあったが、バスはやはりバスなので乗っているだけでしんどい。


部屋に帰ったのは23:30あたり。
疲れた。