07/29

(9:47) 昨日は疲れ果てていたので日記を書かずにそのまま寝た。

 

昨日は近年まれに見る有な一日だった。

 

朝一でプールに行ってきて、それから家族三人でEの親戚に会いに行った。

最初は岸里で会うという話だったが、その後本町になった。

Eが電話をかけても相手の携帯につながらず、何十回もかけ直していた。

そのことにイライラしたEはもう帰ろうと言っていた。

そのうち、相手から電話があって、無事に会うことができた。

(ぼくはこの間ずっと環状梨(© gfnさん)だった)

 

うち以外のメンバーは6人。

メンバーのうち、一部は中国から来ていて、その中にはEの母方の祖母(かなりの年齢だ)も含まれていた。

(それ以外の関係性はよくわかっていない)

店はかごの屋。

2600円ほどのひつまぶしに強く心を引かれたが、みんな千円程度のランチを頼んでいたので雰囲気を読んでぼくのその価格帯のものにした。

(社会性)

今度一人で食べに行こうかな。

(うちの近くにもかごの屋がある)

(個人情報)

 

Eはそのまま一部のメンバーと買い物に行って、ぼくは子供を連れて帰ってそれから療育に連れて行くことに。

家に帰って車に乗り換えて(家までは電車+徒歩で、徒歩で帰って車に乗ったので「乗り換えた」わけではない)(子供はベビーカーから車に「乗り換えた」と言えるかもしれない)(どうでもいい)、療育に連れて行った。

療育ではお絵かきや粘土遊びをした。

 

終わってからまた子供を家に連れて帰って、今度はぼく一人で中国留学時代の友達(韓国人)とその息子に会いに行った。

近鉄奈良から歩いて15分ぐらいの店。

息子がベジタリアンということで、ベジタリアン料理の店を予約していた。

 

友達(といっても、2歳上なので韓国語的には「형」、つまりお兄さん)は昔そのままの雰囲気(明るく包容力がある感じ)だった。

息子は17歳で、高校に合わなくて退学したということだった。

高卒認定試験的なものを受けて工業大学に行く予定らしい。

Googleに憧れていて、将来はシリコンバレーで働きたいらしい。

 

ぼくの子供が自閉症だという話をしたら、「うちの子も昔はそういうことを言われたりしたが心配するな」的なことを言われた。

言われてみると、息子には確かにそういう傾向があるように見えた。

 

店はだいぶおかみさん?(日本語で料理店の女主人をこう言った気がする)(自信がない)がフレンドリーで、一品ごとにおかみさんが「この品はどこどこ産の無農薬の〇〇を使ったもので…」といううんちくが入り、それを逐一韓国語に翻訳するはめになった。

料理はおいしかった。

 

おかみさんはさらに雑談をしてきて、その中でぼくとその友達が中国留学時代のルームメイトだったという話をした。

すると、おかみさんが中国語できますよと言って、それ以降中国語で少し話をした。

独学だと言っていたが、かなりうまかった。

独学で会話がうまくなる人は珍しい。

店内に世界地図があって、客の出身国のシールが貼られていたが、その中に台湾や中国がかなりあったので、客との交流を通じてうまくなったところもあるのだろう。

 

そろそろ解散というところで、三人だからタクシーを呼ぼうということになって、おかみさんに話したら、おかみさんの娘さんが送ってくれると言う。

親切だ。

 

車には、娘さんともう一人の女性が乗っていた。

 

近鉄奈良に着くあたりで、「私たち(娘さんともう一人の女性)は花火を見に行く予定ですがよかったら一緒に行きませんか」と言われた。

それで一緒に行くことにした。

木津川市の花火で、それなりに有名らしい。

 

花火は8時から。

車に乗っている間に花火が始まった。

途中で下ろしてもらって、9時まで別行動ということになった。

 

川辺までは行かずに、行く途中の花火がよく見える場所で立ち見をすることにした。

花火を見るのは数年ぶりだ。

花火自体は特にQOLに貢献しなかった。

(なぜそういうことを考えるのか)

花火を見ながら、昔よく(と言っても一年に一度だけど)淀川の花火を見に行っていたことを思い出していた。

あの当時も花火によってQOLが上がっていたわけではないのになぜ苦労をして花火を見に行っていたのか、いや重要なのは花火そのものではなくそれを口実として人間と会うことにあったのだ、とか考えていた。

(なぜぼくは人生そのものをありのままに楽しめないのか)

少し昔話をしたりもした。

 

9時になって、また娘さん(おかみさんの娘さん)(「娘さん」を「おかみさんの娘さん」という意味で使って「息子」を「友達の息子」という意味で使うのは混乱の元ではないのか?)(そんなことはないんじゃないか)の車で駅まで送ってもらった。

娘さんは台湾に留学していたことがあって、中国語が話せた。

同乗者の女性は台湾から来ている人だった。

それでまた、友達を交えて少し中国語で話をしたりした。

 

友達のホテルは肥後橋ということで、途中まで一緒に近鉄に乗った。

(個人情報)

(くどい)

 

友達の息子(省略していないじゃないか)(どうでもいい)は、座りながらつり革2本に手を伸ばしてつかまったりしていた。

気持ちはわかるけど、17歳らしくない行動だ。

やはり自閉症の傾向があるんじゃないだろうか。

(友達は全然そういうふうには見えないけど、ぼくと親和性が高いということはやはりそういう部分があるのだろうか)

(普通に生きているだけで自然と自閉症と関わりが出てくる人生)

(類は友を呼ぶ)

 

そういうわけで、すごく人生らしい一日だった。

本来の人生(ツイッターのログ)は一部失われてしまったが、ツイッターと現実とどちらが人生かわからなくなるぐらいだった。

たまにはこういうのも悪くない。

 

友達はまた秋あたりに、今度は娘さんと来るそうだ。