(0:41) 今日も特にたいしたことは何もしなかった。
昼、ちょっと外に出て銀行に行ってきた。
日本経済がやばくなったときに香港に銀行口座があったほうがいいかと思って。
しかし、「なぜ口座を作るのか」と聞かれて、適切な答えができないで作れなかった。
うっかりしていた。
準備していたら適当な答えを言えたかもしれないところだ。
まあ、でも考えてみたら妻が香港人で香港に口座もあるのでいざとなれば何とでもなる。
今でも、日本円で持っているお金の割合はあまり高くない。
(こういうことを書くとかなりお金があるようだが、インフレ税を取られる損失を考えたらかなり低額のうちから対策を取る価値はあるはず)
もっとも、国内銀行の外貨預金があるので、もし預金封鎖まで行ったらまずいという考えがある。
そこまではまず行かないだろうけど。
まあ、そうなりそうになったら妻の香港の口座に移しておくということができる。
そういえば、銀行員の人は北京語があまりうまくないようで、銀行員なら当然言えないといけないような言葉が北京語で言えなくて妻に広東語で話すということがよくあった。
さすが香港というか。
(北京語は中国の標準語だから地位が高いかというとそうでもなくて、香港内では相変わらず広東語のほうがイメージがいい)
ところで、リフレ派とかいうキチガイ連中の何が嫌かというと、「道徳観の欠如」に尽きる。
(道徳観のない生き物である自分が言うのも何だが、人間でありながら道徳観がないというのは本当に卑しい存在だ)
人間の道徳の中で、「人のものを取らない」という「所有」概念は、「人を傷つけない」という概念の次ぐらいに重要なものだろう。
(ぼくの道徳観では、これら二つは「他者に関係することをしようと思うときには、その相手にそのことを告げて、了解が得られた場合のみそれをする」という道徳に統合されている)
しかし、国(集団)を運営するには費用が必要なので、それを税金という形で徴収する。
それは法律によって決められていて、勝手に「明日みんなから10万円ずつ取ります」なんていうことはできない。
当たり前のことだ。
だが、これには抜け道があって、国が貨幣を発行すれば、その分の価値が国民から政府に移転されることになる。
貨幣発行のその瞬間にインフレが起こるわけじゃないが、長期的にはインフレ税として徴収するということだ。
一般的に人間は、インフレ税という概念を理解できるほど頭がまともにできていない(インフレが起こって、自分の金と交換できる「価値」が減ったとしても、自分の金の「額面」が減っていなければ誰かに何かを取られたとは思わないサル並みの知能を持っている)ので、インフレ税の徴収というのは確かに楽なやり方ではある。
しかし、頭がサルだからといって騙して所有権を侵害していいのか?
そんなわけはないだろう。
もちろん、インフレ税の徴収の際に、頭がサルでない人間は財産をほかの通貨などに替えているため、あまり被害は受けない。
しかし、退職済みの老人などで、あまり資産運用などについて考えていない人間は、もろにその被害をこうむる。
当然リフレ派とかいうゴミはそういうのが目当てなんだろうが、「資産運用などについて考えていない」ということは罪でもなんでもないのに、そういう人間の資産に手を伸ばして「価値」をむしり取ろうというのが浅ましいことこの上ない。
情けない話だ。