10/16

(0:47) 今日は Pro Git のリポジトリを fork して、最初のほうをちょっと訳し直してみた。

[ja] Revised the translation (chapter 01). · 04b3b32 · hiroshi-manabe/progit · GitHub

プルリクエストはまだ。

それにしても、どうしても「訳し直し」に近い感じになるなぁ。

 

翻訳というのは、ほとんど作業だ。

プログラミングと比べると、創造性の発揮できるところは少ない。

それに、プログラミングなら「仕事:つまらない業務プログラミング、趣味:面白い個人プロジェクト」といったすみ分けができるけれど、マニュアルなんてあまり面白いものじゃない。

これを無料でやるというのは、端的に言うとただの労働力のダンピングだ。

 

そもそも、技術者だけで翻訳を何とかするというのに無理がある気がする。

技術がわかっていて、英語の構文解析も間違えずにできる人間というのは限られている。

(自分がそうであるのにこういうことを書くのは傲慢だけど)

(ぼくは技術方面はあまりできない)

(ぼくの記事を受けて「翻訳のセルフチェック」という記事を書いてくれた人は、ハッカーと画家の訳者で、なんと Gauche の開発者でもあった)

(まあ、そういう神と比べてもしかたがない)

 

技術者以外の、翻訳者の卵のような人に手伝ってもらうというのはどうだろうか。

評価システムを作って、翻訳のできる人がランキング上位になるようにするというのはどうかな。

どっちにしても労働力のダンピングになるかもしれないけど。

 

今回の一連の件で、翻訳というものについてだいぶ考えることになった。

そのうちまた記事を書こうかな。

 

今日は Git Pro の翻訳と、PDF 化や mobi 化などの環境の準備などで時間を取られて、SICP はできなかった。

ほんと、無料の翻訳というのは割に合わないな…。